福井商業高等学校野球部 創部100周年の記念パーティーが12月1日にザ・グランユアーズフクイにて開催されました。
歴代の野球部OB 105名をはじめ、福井商業高等学校の鈴木利英校長、後援会長の稲井田章治氏、歴代部長の松田平男氏・山本明徳氏・元監督の北野尚文氏・応援団長の西村敏明氏、以上のご来賓にご参加頂き、盛大に開催されました。
オープニングでは、大正12年に発足時の写真から、100年の歴史を振り返る映像が、選手権大会歌である「栄冠は君に輝く」に合わせて流れ、参加者は福商野球部の歴史に浸っていました。あいさつでは美濃屋啓晶会長より、「野球部誕生の秘話を説明した後、甲子園出場という同じ目標を持ち、福商グラウンドで野球を通じ、お世話になった指導者をはじめ全ての方に感謝します。」と挨拶後、功労者表彰を行いました。
功労者は、福商の代名詞である「炎のチーム」の名付け親である平林敏男氏、元監督で甲子園出場36回を誇る北野尚文氏、応援団長で選手の力を後押しした、西村敏明氏の3名で、美濃屋会長より表彰プレートが授与されました。北野元監督からは「OB皆さんのお陰で受賞でき感謝いたします」、西村応援団長からは「明治神宮大会で日大三の大応援団に対し、賛辞を受けたのが思い出です」とお礼のあいさつがありました。
引き続き、記念撮影後に行われました懇親会では、高校野球を知り尽くした、松竹芸能所属のかみじょうたけしさんが登場し、歴史のヒストリーの題目で会場全体をお笑いの渦にしながら、インタビューしました。春の選抜初出場の久保元起キャプテンや、センバツ準優勝の竹内正美キャプテンは、福商野球部での思い出として、「とにかく練習です」と言った際に、かみじょうさんが驚いていたのが印象でした。
次にOBで、2023年WBCで世界一に貢献した、東京ヤクルトスワローズの中村悠平選手(平成21年卒業)とかみじょうさんの対談があり、中村選手とお会いできたことに、かみじょうさんのテンションは上がってました。中村選手からは、福商野球部での思い出として、やはり練習と、きついトレーニングのサーキットをどうやって克服したのかを面白さを交え話していました。更に大谷翔平選手とWBCでの秘話も話していました。また、福商野球部にも甲子園出場を果たして欲しい旨のゲキがありました。
OB会を代表して、夏の甲子園ベスト4進出に貢献した、碧山浩一さん(平成9年卒業)から、年代ごとの想い出をアドリブ入りで余興を行い、参加者も含め楽しく歓談していました。
万歳三唱では、OB会前会長の江守清隆氏(昭和54年卒業)に発声いただき、「北野監督をはじめ多くの指導者に感謝し、すべてのOBが福商野球部歴史の半ページか1ページを築き上げたことにお礼申し上げます」と挨拶され、校歌斉唱では、全員が声高らかに会場全体に福商校歌が響き渡りました。
最後に安井正樹副会長より、「7年前の甲子園での交流会以降、100周年成功の為に準備を進めてきました。ご来賓をはじめOBの皆様に感謝申し上げます。OB会を切欠としたOB同士の交流を深め、近いうちに福商野球部が甲子園に出場し応援に行きましょう」と閉会挨拶があり終了しました。
また、会場入口のフロアにて、「福商歴史館」の名で、これまでの歴史にちなんだ貴重なお品が展示され、参加者や一般の方もご覧いただき、改めて福商野球部の歴史を目の当たりにしました。
今回の100周年事業にあたりご尽力を賜りました、関係各位にお礼申し上げるとともに、ご協力いただきました全ての方々に心より御礼申し上げます。有難うございました。